大阪府の吉村洋文知事(45)が9日、府庁で定例会見を行い、8日に告示された安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選で、ポスト安倍の最有力とされる菅義偉官房長官(71)について「ぜひ総理になってもらいたい」と話した。

吉村知事は「菅さんは『規制改革』を挙げられていた。これは方向性としては、大阪が今までとってきた方向と一致している」と述べた。「規制改革は国がもっと率先してやってもらいたい。これまで特区制度なんかやってきましたが、それをさらに加速してもらいたい」と期待を込めた。

さらに25年大阪・関西万博についても菅政権誕生が弾みになると期待。「新しいことをやってみるのは大阪の精神ですので、万博もやる中で、いろんな新しい技術にチャレンジするっていうのも重要」。その意味でも、規制改革を掲げる菅官房長官に「ぜひ総理になってもらいたい」と繰り返した。

菅政権が誕生した場合、「規制改革の提案も大阪府からもどんどんしていって、岩盤規制を取っ払って、大阪を新しい都市にしていきたい」と大阪の未来についても語った。

大阪市を廃止して4特別区に再編する「大阪都構想」は、3日の市議会本議会で大阪維新の会と公明党の賛成多数で可決、承認された。吉村知事は「僕と(大阪市長の)松井(一郎)さん、もっと言えば橋下(徹)さん、維新の会のメンバーで、石にしがみつきながら執念でここまでやってきた」と振り返った。

都構想には「誰が総理になろうとそこは関係ないかなと思っている」とも言い、最後は市民の判断だといい「正面突破をやろうと思っている」と意気込みを語った。