北海道新冠郡にある牧場「ノーザンレイク」が、マナー違反の見学希望者がいたことを明かした。

同牧場には、実在の競走馬を美少女キャラクター化した「ウマ娘」プロジェクトにも登場するメイショウドトウやタイキシャトルが暮らしている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で見学中止としているが、ノーザンレイクの公式ツイッターアカウントは13日、「昨日、今日と、シャトルとドトウのファンとおぼしき方の敷地外に車を停めていらっしゃるのを確認しています」と報告した。

「近隣に牧場がなければまだ良いのですが、お隣や奥にも牧場があります。通行の妨げにもなりますし、お隣の牧場の馬を触られても困ります」と説明し、「見学中止なので何とか遠くからでも見たいというお気持ちもわかるのですが、敷地外からの見学?もご遠慮いただきますよう、お願いいたします」と呼びかけた。「周囲の生産牧場の方に、近くに引退馬が来ると困る、迷惑と思われると、養老牧場もやりにくくなります。私どもも周辺にご迷惑をかけないよう、ファンの方にも気持ち良く見学していただけるようにできる努力はして参りますので、今後とも宜しくお願い致します」と理解を求めている。

ノーザンレイクの一連のツイートを受けて、認定NPO法人「引退馬協会」公式ツイッターアカウントも「こういうことがあると、預けている側としても大変申し訳ない気持ちです。せっかく広まりつつある引退馬への理解へも水を差しかねません。ご理解とご協力をお願いいたします」とコメントした。