人気キャラクター「ムーミン」の公式サイトが24日、化粧品会社大手「DHC」とのコラボ商品を巡って、謝罪文を掲載した。

「ムーミン公式サイトより重要なお知らせ」と題し「このたび、当社がライセンス管理をする一部製品に関しまして、皆様へ不快な思いをさせてしまいましたこと、心よりおわび申し上げます」と謝罪。

DHCは23日に、ムーミンやリトルミイがデザインされたリップクリームとハンドクリームを発売した。同社の会長はこれまで、在日朝鮮人らに対する差別的な文章を公式ショップに掲載したことがあり、批判が続出した形だ。

ムーミン側は「本国フィンランドのムーミンキャラクターズ社は、『いかなる差別も、助長ないし許容するものではない』との強い見解を持っており、当社も同一認識を持っております。これは、お互いを認め合い、共存することを尊重していた原作者トーベ・ヤンソンの思想が包摂されています」と理由を説明。

その上で「今後は、ライセンス許諾時点において、反社会勢力に対する確認に加えて、人権関連についても厳しく審査をし、仮に認識がなく契約された場合においても、それらが判明した時点において、速やかに契約更新停止や生産終了等の働きかけをしていきます」とした。