東京・上野動物園は16日、双子のジャイアントパンダについて近況を報告した。子どもたちは10日に、母親シンシンの後を追って、初めて屋外の非公開エリアに出た。双子にとって初めての場所だったが、驚く様子もなく、出入口付近を2分間ほど探検し、母親を追って室内に戻ったという。シンシンは、子どもたちが外に出ても、落ち着いていたという

雄のシャオシャオ、雌のレイレイともに、ますます活発に動くようになってきており、室内では、眠っている時間以外は互いにじゃれ合ったり、丸太や柵につかまって後ろ足で立ち上がったりしている。

どちらも健康状態は良好。現在はともに母親とすごし母乳を飲んでいるが、同園は必要に応じて人工哺乳を追加している。体重は15日=145日齢時点で、シャオシャオが9600グラム、レイレイが9500グラム。同園は、体重が10キロ近くになり、移動や身体検査の際に職員が抱えあげるのにも、ひと苦労するようになってきたと報告している。

シンシンも健康で、15日時点の体重は122・4キロだった。