任期満了に伴う石川県知事選は自民候補が異例の3分裂し、24日に告示(3月13日投開票)された。いずれも無所属新人の新日本婦人の会県本部会長の飯森博子氏(62=共産推薦)、前金沢市長の山野之義氏(59)、元参院議員の山田修路氏(67)、元文部科学相の馳浩氏(60=日本維新の会推薦)、元会社員の岡野晴夫氏(71)の5人(届け出順)が立候補した。
7期を務めた谷本正憲知事(76)の後任を争う。衆院中選挙区時代に「森奥戦争」で対立した森喜朗元首相と故奥田敬和元運輸相がいずれも候補を立てて対立した1991年以来の自民党分裂選挙。森氏の応援を受ける馳氏は昨年7月に立候補を表明。これに対し、12月に山田氏が出馬表明して議員辞職。さらに自民党金沢支部最高顧問の山野氏も参戦し、異例の保守3分裂となった。
自民党県連は山田、馳両氏を支持して自主投票。一部の県議や金沢市議は山野氏を支持する。混戦模様の中、菅義偉前首相や、安倍晋三元首相は馳氏支持を表明。94年知事選で新生党に移った奥田氏が擁立して当選した谷本知事は支持を明確にしていないが、知事に近い県議らの多くは山田氏を推す。立憲民主党県連は山田氏を推薦、社民党県連が支援する。乱戦の結果は、今夏の参院選にも影響を及ぼしそうだ。【大上悟】


