トランプ前米大統領の妻メラニアさん(51)が1日、「罪のない人々が苦しんでいるのを見るのは胸が張り裂けそうで、恐ろしいことです」とロシアのウクライナ侵攻について初めてツイートした。

スロベニア出身のメラニアさんは「私の思いと祈りはウクライナの人々と共にあります。できるなら、どうか彼らを助けるために寄付して下さい」とつづり、200万人のフォロワーに向けて赤十字国際委員会(ICRC)への寄付を呼びかけた。

メラニアさんはトランプ氏が昨年1月に退任して以降、SNSに投稿する機会は少なく、公の場での発言もほとんどなかった。

一方、夫のトランプ氏は、先月26日にフロリダ州で開かれた保守系の大規模集会でウクライナ攻撃について「ぞっとする」と述べるも、プーチン大統領がウクライナ東部のルガンスクとドネツクの独立を承認した動きについて「天才的だ」と語って物議を醸した。

演説でトランプ氏は「問題はプーチンが賢いことではなく、我々の指導者がばかなことだ」と持論を展開し、バイデン大統領を糾弾する場面もあった。(ロサンゼルス=千歳香奈子)