立憲民主党の泉健太代表は4日午前の会見で、自国防衛のため、領土内に米国の核兵器を配備し、共同運用する核共有政策について「とんでもない話。核は威嚇に使うことも、実際に使用されることも許されない兵器。共有してどうするんですか。議論だけは、いいなんていうのは詭弁(きべん)。そういう話をするのであれば大量殺りく兵器、生物兵器や化学兵器まで議論はいい、というのか」などと議論自体を否定し、非核三原則の堅持を訴えた。その上で「大変、残念ですが(日本)維新の会や国民民主党まで非核三原則を揺るがす姿勢になって来ている」と、核共有政策の議論に前向きな党を批判した。

この日、国民の玉木雄一郎代表と、公明党の山口那津男代表が会談し、玉木氏が高騰するガソリン価格のガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結解除に向けた協力を要請した。これについて「(衆院で)本予算に賛成してトリガー条項を取りに行く考え方であったのだろうけど、行き場がなくなっている苦しい状況。だから本予算に賛成をするという本来、野党としてありえないことは、すべきじゃなかった」と批判した。

また今夏の参院選で国民との選挙協力については「戦う時は野党で、戦った後は与党になるということはあってはならない背信行為。国民民主党さんは、はっきりする時期が来ている。野党からは野党と見られず、与党からも与党と見られずという状況。参院選は野党として戦うのか、与党として戦うのか」などと厳しく指摘した。