タイトル戦初登場となる仲邑菫二段(13)が5連覇を目指す藤沢里菜女流名人(23)に挑戦する、囲碁の第33期女流名人戦挑戦手合3番勝負第1局が14日午前10時、東京・市ケ谷「日本棋院東京本院」で始まった。
タイトル保持者の握った白石が奇数か偶数かを、挑戦者が黒石を1個か2個つかんで先手後手を決める「にぎり」は、黒石1個の仲邑に対し、藤沢は白石21個。当てた仲邑が先手(黒番)でスタートした。
10歳0カ月の史上最年少でプロ入りして3年、仲邑は13歳1カ月の史上最年少記録で大きな舞台に上がってきた。仲邑がプロ入りするまで、日本棋院では棋士採用試験で合格した者だけをプロとしてデビユーさせていたが、わざわざ棋士採用に「英才枠」を設けた。当時小4だった仲邑を無試験の特例で認めた。
昨年1月、中学進学を機に大阪から東京へと移籍。年の近いライバルも多く、勉強の成果もあって、昨年は43勝18敗と、全体で3位の勝ち星を挙げた。
初参加の女流名人リーグは7人総当たりで5勝1敗。鈴木歩七段(38)に敗れたものの、上野愛咲美女流棋聖(20)、女流棋界最多のタイトル27期獲得の謝依旻(しぇい・いみん)七段(32)、牛栄子四段(22)、向井千瑛六段(34)、大森らん初段(19)を下してきた。
対する藤沢は、仲邑に更新されるまで11歳6カ月のプロ入り最年少、2014年(平26)8月に第33期女流本因坊戦で記録した16歳0カ月でのタイトル戦挑戦の最年少記録を持っていた。
両者は今月8日に行われた国際棋戦、「SENKO CUP ワールド碁女流最強戦 2022」1回戦で初対決。前哨戦と言うべき対局では、藤沢が仲邑を下した。今回はどうなるか、女流棋界を代表する新旧逸材の対決に注目だ。
持ち時間は各3時間。昼食休憩を挟んで、14日夕方には決着の見込み。

