7月10日投開票の第26回参院選は、6月22日に公示される。日刊スポーツでは全選挙区の最新情勢を、ジャーナリスト鈴木哲夫氏(64)と政治ジャーナリスト角谷浩一氏(61)に分析してもらった。いくつかの注目選挙区や候補者について、情勢をお伝えする。

  ◇  ◇  ◇   

大阪選挙区(改選数4)では、角谷氏は、自民党の松川るい氏、公明党の石川博崇氏、日本維新の会の浅田均氏を「当確ライン」とし、残り1議席に関しては日本維新の会の高木佳保里氏が「やや有利」だが、「やや不利」でも共産党の辰巳孝太郎氏にもチャンスはあるとみた。一方の鈴木氏は、日本維新の会の勢いを強調し、浅田氏と高木氏を「当確ライン」に。松川氏と石川氏も「やや有利」だが、辰巳氏、立憲民主党の石田敏高氏、国民民主党の大谷由里子氏、れいわ新選組の八幡愛氏にも「やや不利」ではあるが食い込む可能性があるとした。

立憲民主党前幹事長の福山哲郎氏が出馬予定の京都選挙区(改選数2)にも注目だ。角谷氏は、福山氏と自民党の吉井章氏が「当確ライン」で2強とした。鈴木氏も、吉井氏は「当確ライン」としたが、福山氏が「やや有利」なものの、日本維新の会の楠井祐子氏にも「やや不利」だがチャンスはあると予想した。

各選挙区の情勢は今後、変わる可能性がある。

詳細な情勢分析は、6月21日付の日刊スポーツに掲載しています。