作家の乙武洋匡氏が16日、ツイッターを更新し、総務政務官に就任した杉田水脈氏の“多様性”をめぐる発言を受け、「しっかり受け止めていただきたい」などと求めた。

杉田氏は15日の就任記者会見で、2018年の月刊誌に「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもをつくらない、つまり『生産性』がないのです」とLGBTなど性的少数者のカップルについて寄稿し批判を浴びた件をめぐり、「過去に多様性を否定したことはなく、性的少数者を差別したこともない」などと発言したことが報じられている。

杉田氏の会見を報じる記事を引用し、乙武氏はツイッターに「ご本人に多様性を否定する意図はなかったとしても、当事者を含めた多くの方が傷つき、憤り、尊厳を傷つけられたと感じる発言であったことは、しっかり受け止めていただきたい」とつづった。