25日の衆院本会議で安倍晋三元首相への追悼演説を行った立憲民主党の野田佳彦元首相が同日夜、BSフジ「プライムニュース」に出演し、今月17日に自身のブログに「安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生。『かませ犬』みたいです」と記した真意を明かした。プロレスファンで知られる野田氏だが、かつて長州力が藤波辰爾に言った言葉を念頭に置いたフレーズだという。

野田氏は今月17日のブログに「衆議院で行われる安倍氏への追悼演説の人選が迷走し、私の名前が浮かんだり消えたりしていましたが、ずっと困惑していました。長期政権が誕生するきっかけとなった因縁がある上に、その最期にも立ち会う運命になるとは…。安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生です。『かませ犬』みたいです」と記載。自身が2012年11月14日の党首討論で衆院解散に踏み切る考えを示した後、自身は政権を手放し、安倍氏が政権を奪取した経緯もあり、「かませ犬」と書いた背景がSNSなどで話題になっていた。

司会の反町理氏から、「かませ犬」の真意を問われた野田氏は「『自虐的だ』と書かれたが、私はプロレスファン。アントニオ猪木さんのお通夜に行った後に思い浮かんだ」と話した上で、「かつて、長州力が藤波辰爾さんに『俺は、藤波のかませ犬じゃない』と、言ったことがあるんですよ。そこから彼はブレークし、一派を率いてひと皮むけたすばらしい一流レスラーになっていくんです」と説明した。

その上で「(かませ犬は)自虐ではなく、『かませ犬では終わらないぞ』という気合を込めて、今回の追悼の原稿をしっかり書いていこうという意味だった」と説明。「プロレスファンではないと分からないメッセージだったと思う」と、笑いながら話し、長州と藤波の関係に発想を得たフレーズだったと述べた。