藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が佐藤天彦九段(34)と渡辺明棋王への挑戦権を争う、将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定(挑決)2番勝負第2局が27日午前10時から、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。改めて先手後手を決める振り駒は、歩が3枚出て藤井が先手、佐藤天が後手。でスタートした。第1局は歩が5枚出て、藤井が先手番を引いている。

棋王戦挑決のベスト4以上は2敗失格という、この棋戦独自のルールがある。藤井は11月3日の準決勝で佐藤天に負け、敗者復活戦に回った。もう負けられない状況で、別の準決勝で羽生善治九段(52)に敗れた伊藤匠五段(20)を敗者復活1回戦、続く挑決進出者決定戦では佐藤天に決勝で敗れた羽生を下し、敗者組代表として挑決トーナメント優勝の佐藤天との変則2番勝負に進出してきた。

今月19日に行われた第1局は横歩取りから後手佐藤天の攻勢をしのいで、自玉を6筋上部に脱出させた藤井が先勝した。勝者組としてあった、佐藤天の1勝のアドバンテージはなくなった。今年最後の大一番は、改めての一発勝負となった。さらに、同23日のA級順位戦でも両者は激突し、やはり藤井が勝っている。対戦成績は藤井の5勝1敗だ。

史上最年少5冠が勝って年度内6冠への可能性を広げるか。佐藤天が第41期以来、7年ぶり2回目の挑戦権を獲得するか。

持ち時間は各4時間。昼食休憩を挟んで、27日夜には決着の見込み。