5日、東京・豊洲の東京中央卸売市場で2023年初競りが開かれた。ホンマグロ(クロマグロ)は、3年連続で仲卸「やま幸(ゆき)」と和食「銀座おのでら」のタッグチームが競り落とした。大間産212キロを3604万円で落札。1キロ単価は17万円。この日の取引で最高値の「一番マグロ」となった。
おのでらの坂上暁史料理長は「コロナで(世間が)沈んでいた時期もあった。だからこそ、みなさまに幸せを届けられたらなぁという思いだった」と語った。やま幸の山口幸隆社長(60)も「通常なら高い。でも、お正月だし、ご祝儀という形ではいいところで着地したんじゃない」と満足そうにほほえんだ。
12月31日、青森・大間港「新栄丸」竹内正弘船長(71)から「断トツにいいマグロ」と山口社長は電話で受けていた。竹内船長にとっても生涯7度目の一番マグロ。おのでらでは、赤身とトロのセットを税込み1040円という破格値をつけ、3時間待ちも出るにぎわいだった。【寺沢卓】

