立憲民主党の泉健太代表は3日、定例会見で衆院千葉5区補欠選挙(4月23日投開票)を巡り、日本維新の会の藤田文武幹事長が野党間の候補者調整を拒否すると明言したことについて「何を持って候補者調整という言葉を使っているのか、いまいち分かりません。与党対野党という構図を作る予備選は維新の選択肢にあるのかどうか。今の維新が予備選についてどう考えているのか聞きたい」などと候補者調整を模索する姿勢を示した。

維新の会の藤田氏は1日の会見で千葉5区補選に独自候補を擁立する意向を固め、「愚直にガチンコ勝負するのが政治への真摯(しんし)な姿勢だ。調整するつもりは一切ない」などとした。現時点で自民党が今月末まで候補者の公募を進め、野党は立民、維新、共産、国民民主の4党が独自候補者を擁立する意向を固めるなど、乱立状態になっている。