政治家女子48党(旧NHK党)の斉藤健一郎参院議員が27日、国会に初登院し、参院本会議に出席した。

実業家のホリエモンこと、堀江貴文氏の秘書を務める斉藤氏は、前参院議員のガーシー(東谷義和)容疑者が昨年7月の参院選初当選から国会召集に1度も応じなかったことから議員の身分を失う「除名」の懲罰処分となったことで繰り上がり当選した。

登院について立花孝志前党首はガーシー容疑者と同様に一時は登院しない方針も表明していたが、斉藤氏はガーシー路線との決別を宣言した。「堀江貴文の方から行って来い。まずは真面目に仕事して来い、と指令が出た。まずは国会議員として真面目に仕事をする。堀江貴文の神の一声で変わりました」と笑顔で国会議員の仕事始めに臨んだ。

参院本会議の冒頭で斉藤氏はガーシー容疑者と同じ最前列の議席に立ち、後ろを振り返って、あいさつした。だが、15日の参院本会議で出席議員3分の2以上の賛成で(賛成235票、反対1票)72年ぶり3例目の除名となり、かつ国会欠席を理由に除名となる初のケースとなったガーシー容疑者の後任に対し、「懲罰!」などやじが飛び交い、騒然となるなど、国会デビューで厳しい洗礼を浴びた。【大上悟】