プロボクシング元日本スーパーライト級王者で、ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ細川バレンタイン氏(41)が30日までにツイッターを更新。アフリカ発祥の伝統的な髪形「コーンロウ」にしていた男子生徒が、髪形を理由に高校の卒業式でほかの卒業生から隔離された問題に、私見を述べた。

兵庫県姫路市の県立高校が、卒業生の男子生徒の髪形が校則にそぐわないとして、ほかの卒業生と同じ席に座らせなかったことがわかった。この報道に、ネット上では校則が厳しすぎることや、黒人の伝統文化を否定するものだと問題視する声もあり、物議をかもしている。

学校側への批判の声は少なくない。しかし細川氏は「これは、黒人の伝統文化否定とかでは、断じてない。卒業式前の親から学校へのコミュニケーションが足りなかっただけです」と指摘。「ナイジェリアでも、男子が編み込みで卒業式来たら、即帰されるよ 当たり前です」と現地の実情を示し、「日本のルーツのちょんまげで、これからみんな卒業式に出るの?」と疑問を投げかけた。

また、ナイジェリアにおける「コーンロウ」に対する一般的な認識として、「男性がやる場合は、バッドボーイ的なファッション 女性がやる場合は、社会的にそれがフォーマルに装える髪形として認知されています」と説明。「だから、女性ならばok 日本の学校ならば、女子は髪を伸ばして良い!ポニーテールも良い!みたいなのと同じです」とした。