永岡桂子文科相は5日の衆院文部科学委員会で、東京・明治神宮再開発計画の見直し、一時中断を国として判断するよう求められたが「文科省としては、計画の見直しを求めることは今のところ考えていない」と述べた。

立憲民主党の柚木道義衆院議員が「計画の見直し、中断について、大臣は(求める)権限を持っている。やってほしい」と質問したのに答えた。

同再開発をめぐっては、名所のイチョウ並木を「名勝」に指定して保全するよう求める声が強い。永岡氏は、2月の国会審議で東京都への名勝指定働きかけを求められ「文化庁から地元自治体に伝える」と答弁していた。その進捗(しんちょく)状況を問われると「文化庁から2月13日付で事務連絡で東京都に連絡し、周知を依頼した」と明かした。一方で「現時点で(東京都から)見解は示されていない。どのような対応をするかは東京都で主体的に判断されると考えている」と述べた。

柚木氏は、計画の一時中断や名勝への指定について、永岡氏が小池百合子都知事に直接掛け合うよう求めたが、永岡氏は「再開発事業は東京都、新宿区、港区において、地権者をはじめ関係事業者と協議をしながら適切に対応していくべきものと考えている」と述べるにとどめた。また、計画について「必要なプロセスを経ながら進められ、施工が認可されたと承知している。文科省は状況を注視して参りたい」と語った。