中古車販売大手ビッグモーター(東京)が25日、都内で記者会見を開き、兼重宏行社長(71)が、自動車保険の保険金不正請求問題を謝罪し、7月26日付で辞任することを発表した。後任には専務取締役の和泉伸二氏が就任する。

兼重氏の息子の兼重宏一副社長も辞任するが、宏一氏は会見には出席しなかった。兼重氏は不正請求は板金塗装部門が単独で行い、自身を含む他経営陣は「知らなかった」として組織的な不正を否定した上で、「経営トップの私の責任を痛感し、深く反省しています」「管理不足。職務怠慢」などと謝罪した。

兼重氏は質疑の中で、不正を知らなかったと主張し、不正した人について「許せません。刑事告訴を含む厳正な対処をしたいと考えています」「これは犯罪。罪を償ってもらわないと」などと強調していたが、会見の最後になると、自ら切り出し「先ほど刑事告発の話をしましたが、質問を受けて考えてみると、その責任も私にあるなと。そこまでする必要はないなと考え直しましたので、訂正します」と修正した。