大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は1日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、この日から始まった酒税法改正に伴う「ビール減税」に言及した。

今回の酒税法改正に伴い、ビールと「第3のビール」の価格差が縮まることになる。橋下氏は、自身が「とりあえずビール」派であるとして、「ビール減税」自体は歓迎する考えを表明。一方で「ビールの税金のことを考えて民間企業は一生懸命努力を重ねて、(価格の安い)第3のビールとかをつくっていたんでしょう?」と指摘。「それを、こういう税で今までの民間企業の努力をパーにさせるようなやり方は、僕は、値下げはいいんだけれど、ちょっといやですね」と述べ、これまでの企業努力が無駄になりかねない対応でもあるとの認識を示した。

酒税法改正では、ビールが350ミリリットル缶当たり70円から63円35銭に6・65円の減税となる一方、第3のビールは37円80銭から発泡酒と同じ46円99銭に、9・19円引き上げられ、増税となる。