日本維新の会の前原誠司共同代表は14日、国会内で臨時の記者会見を開き、石破茂首相による新人議員15人への10万円商品券配布問題に関連し、近い関係にある首相から自身も商品券を受け取った経験はあるか問われ、「ありません」と否定した。

趣味の鉄道や、安全保障政策の論客として関係が近い2人をめぐっては、維新の肝いり政策である高校授業料無償化を25年度予算案に反映させるため、1月下旬に極秘の「とんかつ会談」を行ったと報じられている。前原氏は、「1月に総理公邸に呼ばれてとんかつを囲んで食事をされたという話をされている。もしやその際に商品券を受け取ったりはしていませんね」との記者のユニークな質問に、苦笑いしながら「ありません」と全面否定した。

一方、商品券を受け取った新人議員側は返却したと伝えられている。前原氏は「いろいろ悩み、困惑してお返しになられたのではないか。そういうふうに思わせることも、問題ある行動だったのではないか」と、首相の行為について苦言を呈した。

前原氏は「最もそういうことをしないタイプの人だと思ってお付き合いをしていたので、正直驚いている」とも口にし「極めて不適切だ」と批判した。

石破首相は13日深夜、緊急に開いた取材対応の冒頭で商品券配布の事実関係を認めた上で、「これは法律に抵触するものではなく、そのような趣旨のものでも、政治活動に関する寄付でもない。政治資金規正法上の問題はない。私の選挙区にお住まいの方もいらっしゃらないので、公職選挙法にも抵触するものではない」と、法的に問題はないとの認識を繰り返し主張。「会食のおみやげ代わりに、ご家族へのねぎらいなどの観点から、私自身のポケットマネーで用意した」とも明かし、商品券の配布は初めではないとも述べた。