世界最大のプロレス団体WWEの日本人初ディーバで千葉県議員の鈴木ひろ子氏(51)が18日、船橋市役所で会見を行い、船橋市長選(6月15日告示、同22日投開票)出馬を発表した。周囲からは止められたというが「どうしても市長になりたいという思いが強かった。今の船橋にはまだまだできることがある」と意気込み、同じく立候補を表明している13年からの現職、松戸徹氏らとの戦いへ向けた思いを語った。
WWEで白塗りのゲイシャガール、フリーアナウンサーとしても活躍してきた鈴木氏が、地元船橋の改革を訴えた。会見では防災と教育を政策の柱に挙げ、市場の防災拠点化や、いじめ問題改善などを具体的な施策とした。船橋で生まれ育ち、19年から千葉県議員を務めて6年目。「たとえ国会議員になって一生懸命働いてもやっぱり市長が政策を広げてないと地元のために動くこともできない。考えたのは初心忘れるべからず。今、自分がしたいことは何なのか。私は船橋をグローバルで先進的な市に変えたい」と力を込めた。
会見場には夫でWWEでも共に戦った元プロレスラー、鈴木健三氏と姿をみせた。夫の名言「自分の明るい未来が見えません」にかけ、「船橋市民の明るい未来を絶対に作って、みなさんにお見せしたい」と燃え、鈴木氏も「全力で24時間サポートします。勝ち負けはあまり関係ない。挑戦することで他のこともまた見えてくると思います」と声をかけた。
現在、県議としては自民党公認だが、今回は無所属で出馬予定。「1回目の選挙の時からどぶ板でやってきているので。型破りな経歴なので、精いっぱい自分の能力を使って、かつ冷静にしっかりと市政内容、ビジョンを感じていただける出し方を大事にしていきたい」。
昨年に父水野光男さん、今年2月に政治家でプロレスラー西村修さんをともにがんでなくしたことも決断を後押ししたといい「限られた人生、ここは自分の意思でできることを今やろうやろうと。私にできることを訴えたいと思います」とファイティングポーズで選挙戦に臨む。【松尾幸之介】
◆鈴木ひろ子(すずき・ひろこ)1974年(昭49)2月14日生まれ、船橋市出身。クリーニング店を営む両親のもとで生まれる。明大卒業後、98年に福島中央テレビに入社。水野弘子名義で活躍し、00年に退社。03年に鈴木健三と結婚。共にプロレスラーとなり、WJプロレスを経て04年に渡米し、WWEディーバとして契約。10年に帰国。15年に船橋市議に立候補し初当選。18年に千葉県議で初当選。23年に再選した。

