トランプ米大統領が5月31日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに「バイデン前米大統領は2020年に死亡し、クローンによる替え玉にすり替えられた」と主張する陰謀論をリポストした。
米FOXニュースによると、トランプ大統領が投稿したのは、今年1月に退任したバイデン氏の健康状態に関する議論に反応したあるアカウントから発信された「バイデン氏は2020年に処刑され、すでに死んでいる。現在のバイデン氏は、クローンによる替え玉で、ロボット工学によって作られた魂のない、心もない存在」という陰謀論だったという。
トランプ大統領はこの投稿に自身のコメントは添えておらず、個人アカウントでリンクをシェアしただけのため、投稿の意図は分かっていない。
5月18日に前立腺がんと診断されて骨に転移していることを公表したバイデン氏を巡っては、在任中の衰えや健康状態が議論の的となっている。ホワイトハウスがバイデン氏の病気や健康状態を隠蔽(いんぺい)していたとの臆測が浮上し、ネットではさまざまな陰謀論が拡散されている。
トランプ大統領は、バイデン氏の発表を受けて「メラニアと私はジョー・バイデン氏の診断結果を知り、とても悲しんでいる。一刻も早いジョーの回復を祈っている」とSNSで表明していた。
一方で、翌日には「長い間、公にならなかったことが驚きだ」とコメントし、「このような状態になるには長い時間がかかる」と述べて、公表のタイミングに疑問を呈していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

