将棋の山下数毅(かずき)三段(16)が12日、第77回奨励会三段リーグ戦10回戦で勝利し、通算5勝5敗となり、プロ入り(四段昇段)の権利を得た。

半年ごとに開かれる奨励会の「三段リーグ」では、2位までに入ればプロ入り(四段昇段)できるが、3位にも「次点」が与えられる。次点2回獲得でもプロ入り(フリークラスでの四段昇段)でき、山下は過去に三段リーグで次点1を獲得していた。

山下は今期の第38期竜王戦5組ランキング戦で決勝進出。山下の決勝進出の快挙により、進行中の三段リーグで規定の成績(18局で5勝以上)を収めれば次点1回が付与され、プロ入りの権利を得る新たな規定ができた。

この日の勝利で規定を満たす5勝目となった。

竜王戦5組ランキング戦決勝では高田明浩五段を破り、奨励会員として初のランキング戦優勝し、奨励会員として史上初の本戦進出の快挙を達成した。

山下は英国出身、京都市在住。森信雄七段門下。父の剛さんは京大数理解析研究所の講師を務める数学者。前期は竜王戦ランキング戦で、最も下のクラスの6組で準優勝し、5組に昇級していた。