立憲民主党の小沢一郎衆院議員は5日までに、自身の公式YouTubeチャンネル「いっちゃんねる」を更新。これまで務めてきた党の総合選対本部長代行を辞任したと明かすとともに、党の現体制の刷新を強く求めた。「今の党が抱えている最大の問題は、組織体としての体をなしていないことだ」「この党の体質というか体制を刷新しないといけないという思いに今、駆られている」と述べ、強い不満を口にした。
小沢氏は4日夜に自身のX(旧ツイッター)に投稿した動画で、辞任の経緯を説明。総合選対本部長代行について「どういう権限を持っているのかはっきりしなかった。何の権限も与えられず、役員会にも常任幹事会にも呼ばれず、それでただ選挙を手伝えと言われたきり。今後仕事をしていくすべがない」と訴えた。
その上で「この問題は僕自身の問題ではなく、今の立憲民主党の最大の問題点なの。党という組織が、だれがどうやって、どういうふうに運営しているのか分からない」「幹事長も選挙しないなら何をしているのということになるし、選対委員長は選対本部では事務局長なわけ。僕は選対本部長代行だから本来、はるかに上司なわけだけど、僕には何の権限も与えられない」と、役職に応じた権限があいまいとの持論を口にした。
小沢氏はさらに「今の党が抱えている最大の問題は、組織体としての体をなしていないこと。運営の基本の仕組みがまったく機能せず、むちゃくちゃだ。だれが何をして、どういう権能があって、これを決めるのはだれなのか、はっきりしない」と、批判。「基本的には最終判断を行うのは代表に決まっているけれど、具体的な作業を進めるにあたり、だれが最終責任をもって判断するのか、どこで決めるのかが明確じゃない。それが国民のみなさんから、立憲民主党は何を考えているのか、さっぱり見えない」と苦言を呈した。
その上で「僕はこの党の体質というか体制を刷新しないといけない、という思いに今、駆られています」と述べ、党の体制刷新の必要性を訴えた。
次期衆院選への危機感も示し「このままだと、次の選挙は、参政党は全選挙区に(候補者を)出すよ。国民民主党もいい気分になっているから、これも出すよ。そしたら、とてもじゃないけど僕でさえ(岩手3区で)当選の見通しは立たないよ。両方が出てきたら」と、「小沢王国」も危機に陥るとの認識を吐露。「大変な危機なんだよ。立憲民主党が溶けて流れて、になっちゃう。組織をもう1度、しっかり立て直さないといけない」と、あらためて体制刷新に言及した。

