元テレビ朝日社員の玉川徹氏は28日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。番組は、北海道の釧路湿原周辺で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を進める「日本エコロジー」(大阪市)が、国の特別天然記念物タンチョウとひなの生息地付近で進めている事業をめぐる問題について特集した。
番組は、工事をめぐって日本エコロジー側は、今年3月に建設のための調査結果を提出したが反応がなかったとしているが、釧路市立博物館側はタンチョウの生息調査が行われていないなどとして「調査が不十分」と伝えたとしており、主張が食い違っているとした。結局、春に着工されたが、その後、批判が相次いで反対署名も始まり、アルピニストの野口健氏やモデル冨永愛が反対を表明。8月21日には釧路市教育委員会が「希少生物の生息が危惧される」と意見書を文化庁に提出し、22日には文化庁が「調査が不十分なまま工事が行われている場合、原状回復を命じる可能性もある」と言及。日本エコロジーは「法令を順守し必要な手続きを経て事情を進めている」としており「現時点で違法性や原状回復めいれいに該当する事実は一切存在いたしません」と主張しているという。
玉川氏は「冷静な話」として、「国立公園の外、私有地、経済活動は自由なんですね。その経済活動を制限するんであれば、制限するに十分な、事業届け出を拒否できるような強い権限とか法令上、役所とかになきゃいけない」として「一定程度、経済活動の自由は保護されなきゃいけない、というのは冷静な話です」と語った。
一方で、「だけど、感情的には」と切り出し、長沼町のタンチョウを呼び戻す活動を追った北海道テレビのドキュメンタリー映画「奇跡の子」を見たとした上で、「守るんだったら、それをするための条例なり法律を作っとかないと。経済活動の自由を制限するなら、それぐらいしっかりしたものを作っておかないと僕はやはりいけないんだろうなと思う」と改めて指摘しつつ「これから作るなら、作ってほしいと思いますね。これ以上、タンチョウの生息が脅かされる状況というのは僕もいいとは思わない」と、率直な思いを語った。

