元衆院議員で宮崎県知事も務めた東国原英夫氏(68)が30日までに自身のYouTubeチャンネル「東国原英夫の『時事砲談TV』」を更新。自民党総裁選(10月4日投開票)に出馬している小泉進次郎農相(44)の陣営に入っている議員の事務所が、「ニコニコ動画」に小泉氏を称賛することを書いて欲しいと、参考例文を示した上で陣営関係者に事実上の「やらせコメント」を要請していたなどとする「ステルスマーケティング(ステマ)」疑惑報道をめぐり、さまざまな私見を述べた。

この問題は25日発売の「週刊文春」報道で表面化した。同誌によるとコメントの中には「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、保守色の強い高市早苗・前経済安保担当相(64)を念頭に置いたような内容もあったとされる。

小泉氏は26日の閣議後会見でこの件について報道内容を認めて謝罪。「参考例の中に一部行き過ぎた表現があった。私自身は知らなかったこととはいえ、総裁選がかかわることで、申し訳なく思う」とした一方で「再発防止を徹底し、引き続き緊張感をもって総裁選に臨んでいく」と引き続き、総裁選を目指していくことも表明した。また、当該議員について、同じ神奈川県選出の牧島かれん前デジタル担当相と報じられているが「そう報告を受けています」と認めた。牧島氏は「私の事務所の判断で参考例を送ったが、私の確認不足で一部行き過ぎた表現が含まれた。申し訳ない」と文書でコメント。26日、小泉氏陣営で務めていた広報班班長を辞任した。

東国原氏は、動画冒頭でこの件に関する報道の概要などを説明。「この牧島かれんさんというかたは、小泉陣営の総務広報班長で元デジタル大臣ですよね。自民党ではネットメディア局長というポジションにおられるかたで、このかたが、小泉さんへのポジティブなコメントをするようにということを依頼されたんですね。こういうことをデジタル関係のトップのかたがやるんだ。だからやるのかな」などと語った。

そして「近年、海外からの、その国、政党、選挙への介入、SNSやネットでの介入、そういったものをディフェンスしなきゃいけない立場にあるかたが、国内で、それも同じ政党で、総裁選を争っているかたたちに、誹謗中傷ともとれるようなコメントの依頼もお願いしている。やっぱりこれ、ネットでの政治介入、選挙介入っていうのは確実にあるんだなと。仲間内の政党の中でも潰し合いがある…すごいなと思いますよね。で、これがやっぱ漏れるんですね。ほかのメディアに漏れる。やっぱこれ、漏れますよね。そういう仲間が小泉さんの仲間だ、ということを証明した…ということでもありますよね」などと話した。