元日本テレビ官邸キャップの政治ジャーナリスト青山和弘氏が、17日配信のABEMA報道番組「Abema Prime」にリモートで生出演。日本維新の会が自民党との連立協議で「議員定数削減」を条件としていることについて、課題を述べた。
。
番組では、同日の協議で両党が「大きく前進」としたことや、維新が「連立の条件」として議員定数削減をあげ、自民党側が受け入れる方向で調整していることなどを伝えた。政治団体「チームみらい」の安野貴博党首(34)も生出演し、日本は「人口あたりの国会議員の数って実は少ない」と紹介しながら、定数削減によって、多様な声や議員が国会に入るハードルが上がるとして、議論が必要と訴えた。
続けて発言した青山氏は、維新が「1割」の定数削減を求めていることを念頭に「1割って50人ですから、衆議院で考えると。これは相当大きな数ですね」とコメント。「まさに安野さんもおっしゃったように決して多くはないし、少なくすると、その少ない議員に権力が常に集中してしまうようなことも考えられるんですね」と問題点をあげた。
「ただ一方で、国民の皆さんや維新の会が、『くだらない議員が多いだろう』『居眠りしているような議員は落としてしまえ』という気持ちは分かるんですが、数を減らすと、優秀な議員も一緒に落ちちゃったり、新しい(人材の)参入はやっぱり障壁になったりする可能性がある」とも指摘。「ですから、じゃあ『くだらない議員』がなぜ生まれているか、という本質はいったい、数の問題なのか、それとも選挙制度の問題なのか。あと少数の国民の声を拾い上げるにはどうしたらいいのか、ということを、やはりちょっと時間をかけて議論する必要は、私もあるんじゃないかなと思います」と述べた。
青山氏はさらに、維新が年内着地を目指していることについて「年内ということになると、臨時国会の短い間で、ということになります。補正予算案とか、ガソリン税の暫定税率を下げるとか、そういうこともやらなきゃいけないのに、一方で定数削減という大きなネタを持ってくると、かなりそれに時間を取られてしまう可能性もあるんですね。維新の身を切る改革、大阪府議会で定数削減をしたのは、これはいいことだと思うんですけど、それをそのまま国会にあてはめるのがいいのかどうか、こういったことを含めて、冷静な議論も必要かなと感じています」と語った。
維新は「議員定数の削減」以外にも「企業団体献金の廃止」「副首都構想」「社会保険料引き下げ」「食品減税 2年間ゼロ」などを連立の条件にあげているが、自民党側の対応を「総合的に見る」との見解も示している。

