政治ジャーナリスト田﨑史郎氏が20日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。高市早苗首相が会見で述べた衆院解散の大義に疑問を述べた。

高市氏は19日夕に行われた会見で、23日召集の通常国会冒頭で衆院を解散すると正式表明した。解散の理由については、日本維新の会との連立合意で政権の仕組みが変わったこと、前回の衆院選で公約になかった政策が予算案に盛り込まれていること、自身が政権選択選挙の洗礼を受けていないことを挙げた。

田﨑氏は、高市氏が会見で掲げた解散の“大義”について「僕は総理の意思でもって解散することは肯定的なんです。解散していいと思う」としつつ、「ただ、なぜ今なのかということに対する説明としては足りないですよ」と指摘した。

また「普通の解散ならばこれで成り立ちます。ただなぜ1月にやるんですか?と。予算審議に入る前、暫定予算を開始しなきゃいけない時になぜやるんですか?一昨年の衆院選から1年3カ月しかたっていないこの時期になぜやるんですか?政治空白を毎年毎年作っていいんですか?去年3カ月も政治空白作りましたねと。そしてここでまた作るんですか?と」と疑問を一気に吐き出し、「この理由をきちんと説明をしていないから僕らの胸に落ちないんですよ」と話した。

さらに歴代政権が1月解散を避ける理由については、予算成立を優先させてきた事情があると説明。1月の解散は1990年(平2)の海部内閣以来となるが「その時はその理由があった。前年に参院選で大惨敗して、消費税廃止法案が参院では可決されて、消費税(廃止法案)が成立しそうな雰囲気だった。それを何とか防がなきゃいけないということで」と説明。「僕はあの時は大義があるなと思った。今回はそういうものはない」と語った。