前武蔵野市長で立憲民主党の松下玲子衆院議員(55)が21日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新。「熟慮」するとしていた公明党との新党「中道改革連合」への参加を表明し、理由を説明した。
松下氏は「日頃より活動を支えてくださる皆さまに、心から感謝申し上げます。このたび私、松下玲子は、『中道改革連合』へ参加する決意をいたしました。その決意への率直な思いを皆さまにお伝えします」と報告。「立憲民主党を離党しますが、私の政治の軸は何も変わりません。このことはお約束をいたします」とした。
その上で「今、物価高が続き、将来不安が高まっている中、威勢の良い言葉だけの政治で日本の未来が間違った道へ進む岐路にたたされていると感じています。一方で『政治は何もしてくれない』というあきらめが広がっているようも思えています。この状況を変えるには、理念を守るだけでなく、現実に政策を動かせる力が必要です。熟議による合意を広げ、生活を良くするための政治を実現します。そのために私は、皆さまから託された思いを胸に、過去にとらわれることなく、未来志向で様々な壁を乗り越えていくことが大切と考えました」と説明。「弱い立場の人に寄り添う姿勢は変わりません。最低賃金の引き上げ、社会保障の充実、対話による平和外交、ジェンダー平等、選択的夫婦別姓制度実現、再審法改正、原発ゼロをめざすなどで後退することはありません。むしろ、多様な立場の人と力を合わせることで、長く求められてきた政策をより現実に近づけたいと考えています」とつづった。
「異なる政党がひとつになることは想像もしていませんでしたが、極右化する高市政権を退陣に追い込み、政権交代すべく、強い気持ちで闘いに挑みたいと思います」と、予想外の展開だったこともあらためて言及。「松下玲子は、これからも立場の違う人とも対話を行いながら政策をつくり、武蔵野市、小金井市、西東京市の地域課題を解決し、市民自治の政治を進めてまいります。分断ではなく包摂を。誰も取り残さない社会へ。人間中心、生活者のための政治は、立憲民主党の綱領にも通じるものです。一緒に日本をもっと良くしていきましょう。皆さまとともに歩み続けます」と結んだ。
松下氏は立民と公明が新党結成に合意した後のタイミングの投稿では複雑な胸中を吐露。「立憲民主党をお支えいただいている皆さま、共に活動している立憲民主党東京都第18区の皆さまにご不安を与えている事をとても心苦しく思っています」と明かすと「昨日、立憲民主党両院議員懇談会並びに総会において、解散総選挙への対応案が示され、質疑応答の後に野田代表一任が了承されました」と報告した上で「対応内容並びに、私自身の今後については、熟慮しお支えいただいている皆さまと相談の上、結論を出して参りたいと思います」と記載。新党参加を明記はしていなかった。
松下氏は実践女子大卒業後、サッポロビール、都議などをへて17年から2期、武蔵野市長を務めた。24年の衆院選に菅直人元首相の後継として東京18区(武蔵野市・小金井市・西東京市)から出馬し、選挙区では自民候補に敗れたが、比例で復活当選した。現在1期目。

