小野田紀美経済安全保障担当相が、3日の定例会見で、一部記者からの質問に対し、質疑がかみあわず、困惑した表情を見せる場面があった。
後半の質疑応答のタイミングで、近現代史研究家を兼ねているというフリーのジャーナリストが質問。「ダボス会議で、片山大臣が日本が積極財政をやると財政破綻するんじゃないか、という質問を受けて、片山が記者会見で行っていたような、同じ説明をしていたんですね。それは根本的に、日本のマスメディアの報道が間違っているから、誤解を世界的に招いているんじゃないかと、私はそう理解しているんですよ」と前置きすると「そこで、官邸付きの記者からの情報で大臣に確認していただきたいことがあるんですけど」と呼びかけた。
フリー記者は続けて「(日本の)中国大使館に招待された報道局長クラス、マスメディアのですね、その方たちが招待を受けて、どこにというと、海南島。報道に関する勉強会をやりたい、と。勉強会が終了した後、地下に食事を用意してます、と。立食で、乾杯の前に裸同然のコンパニオンが多数入ってきて、それで写真をパチパチ撮られたらしいんですよ。集団ハニートラップです、これね。参加していた報道局長から落ち込んだ顔でね、部下の私の知り合いに、それを述べたらしんですよ。集団ハニートラップに遭ってね、と。2007年です。大臣の方で調べれば、海南島に全報道局長クラスが、どこの新聞社が誰か、みんな行っていると思うんですよ。それに関して、今の高市政権の報道を見ると、各社バラバラでね、ひどい会社もあるんですね、偏向報道。そういうところは貢ぎ物…それだけではなくて、その後も接触してるんじゃないかと。特定できるはずなんです、参加した報道局長クラスは。その報道局長クラスに、内調(内閣情報調査室)があるので、対面調査で、中国からの要求はその以降あったかなかった、その確認をしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか」と約2分間、真偽不明の内容を訴えた。
小野田大臣はその間、真意を探るような表情で聞き入っていたが、「まず、各報道機関の情報発信のあり方については、政府としてコメントすることはございませんが、各報道機関、そして業界ごとに、倫理規定等を定められているものと承知をしております。その上で、政府として当該事項に関してお答えできることはないと、いう風に思います」と回答した。
これに対しフリー記者は「ただ、内調はあるんでね。各会社に行ってかなり詳しいこと調査できる権限があるはずなんですよ。だから、中国からの要求がなかったのか。ただね、あご足代だけサービス受けただけじゃないと思うんですよね。帰国してからも、赤坂なんかのクラブに招待されて行ったことあるんですけど、チャイナのママさんが芸大卒業されて…」と熱弁。ここで小野田大臣が「恐れ入りますが質問は何ですか?」と、困惑したように話をさえぎった。
フリー記者は「いや、だからね、その調査できるかできないか聞くだけだったらできると思うんですよ。だから、報道に関して介入するのは御法度でしょうけど、権力がね。ただ、そういうことがあった事実、それとその後に中国からの要求、何かありましたかという、そういうことだけはちょっと調べることできるんじゃないかと思うんですけど、できませんかね?」と再度、尋ねると、小野田氏は「ご意見の趣旨はわかりましたが、所管外だと思います」と解答。「お答えは差し控えます」と付け加えた。

