将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第4局が15日、栃木県日光市「日光きぬ川スパホテル三日月」で行われる。4連覇を目指す藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・棋聖・王将=23)が2期連続で増田康宏八段(28)の挑戦を受ける。対局前日の14日、両対局者は現地入り。対局場の検分をこなした後、前夜祭に出席した。

藤井は今回も都内から東武鉄道の特急スペーシアXで移動してきた。「役得かな。楽しんでくることができました」と、対局前の「鉄分補給」を強調した。

今シリーズは、第3局(3月1日、新潟市「新潟グランドホテル」)を終えて1勝2敗のかど番で第4局を迎える。「スコアの上では厳しい状況ではありますけど、第3局までの反省点を踏まえて、より内容の充実した熱戦を皆さまにお見せできるよう、1日通して対局に臨みたい」と決意を表明した。

かけ持ちして永瀬拓矢九段(33)の挑戦を受けている王将戦7番勝負は先週8、9日の第5局(栃木県大田原市「ホテル花月」)で逆転勝ち。かど番をしのいで2勝3敗と、1つ返した。ただ、依然として「連続失冠」の可能性を含んでいる。

栃木県でのタイトル戦は現在6戦6勝。しかも、この対局場では23年に渡辺明九段から棋王を奪取し、24年には伊藤匠叡王・王座の挑戦を退け、棋王初防衛を果たしている。今回は勝って2勝2敗に追いつき、最終第5局(29日、鳥取市「有隣荘」)へと望みをつなぎたい。