<1>ベルクレスタ(新潟10R長岡S・15時10分発走)

6月18日、皆生特別を制したベルクレスタ
6月18日、皆生特別を制したベルクレスタ

今夏の新潟芝戦で【4・1・0・15】、勝率20%と好調なドゥラメンテ産駒ベルクレスタを見直したい。2~3歳時にG3で2着1回3着1回の地力は3勝クラスでも間違いなく一枚上。そうなると昇級初戦で11着大敗を喫した前走・白川郷S(中京芝1600メートル)は重馬場に持ち前の切れ味をそがれただけ、という見方も十分に可能となる。その仮説を裏付けるように、良馬場だった2走前の皆生特別(阪神芝1600メートル)が2番手追走から上がり32秒7の“鬼脚”を繰り出しての4馬身差圧勝。上級条件でも当時の前半600メートル通過36秒9、1000メートル通過61秒2のような緩ペースが珍しくない新潟外回りマイルなら、あのパフォーマンスを再現するシーンがあっても不思議はない。


<2>イスラアネーロ(小倉11R釜山S・15時25分発走)

7月16日、会津S5着のイスラアネーロ
7月16日、会津S5着のイスラアネーロ

昇級後の2戦が1秒2差9着、0秒2差5着。3勝クラス3戦目でそろそろ圏内突入の予感が漂うイスラアネーロを狙い撃ちする。良馬場の阪神ダート1200メートル1分10秒台の高速決着で首差の接戦を演じた4走前の勝ち馬サンライズアムールはすでにオープン入りして3、4着。強敵相手に前半3ハロン34秒台前半の入りでスッと好位を確保したスピードからしても3勝クラスに収まる器でないことは明らかだ。今回のダート1000メートルは4戦2勝2着1回3着1回といまだハズレのないベストディスタンス。圏内突入はおろか頭まで…の期待も膨らむ条件がそろっている。


<3>ポワンキュルミナン(札幌12Rニセコ特別・16時15分発走)

今夏の北海道シリーズ2戦目となった8月5日の札幌ダート1700メートル戦を鮮やかに抜け出して待望の初勝利を挙げたポワンキュルミナン。勝ち時計の1分44秒7は同じく不良馬場だった同日1勝クラス(勝ち馬スカンジナビア)で3着相当。3コーナーから速めにギアを上げながら、ラスト2ハロンも同レースの12秒2→12秒5とほぼ互角の12秒2→12秒6に収めたのだから数字的には申し分ない。初Vまでに1年近くの時間を要したとはいえ、ポテンシャルは1勝クラスでも通用するとみるのが妥当。当然、昇級初戦でもマークは怠れない。


【先週土曜の結果】

<1>ブレスレスリー

小倉11R佐世保S 3着(6番人気)

<2>デアリングウーマン

小倉9R雲仙特別 11着(11番人気)

<3>コパノハンプトン

新潟10R上越S 6着(2番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。