<1>エナジーグラン(阪神11RタンザナイトS・15時35分発走)

エナジーグラン
エナジーグラン

エナジーグランの芝1200メートルの持ち時計は1分8秒0。それも高速トラックの小倉で行われた今年8月の北九州記念(9着)で記録したものだけに、1分7秒台が必須となる阪神のオープン特別はハードルが高そうだが…。

今週末の関西地方は金曜、土曜があいにくの空模様。パンパンの良馬場にはならなさそうで、やや重~重馬場の芝1200メートル戦で3、3、1着といまだ馬券圏内を外したことのない同馬に出番があっていい。人気の盲点になるようなら、恵みの雨を味方につけての圏内突入は一考の価値ありだ。


<2>タッカーシルバー(中山10R舞浜特別・15時10分発走)

タッカーシルバー
タッカーシルバー

今年の中山ダート1200メートル戦で最多の勝ち星を挙げているのは【15・5・5・28】の横山武騎手。2位の津村騎手(9勝)を大きく引き離してのトップ、かつ勝率28・3%、連対率37・7%、複勝率47・2%の高打率なら「横山武騎手は黙って買い」が当舞台攻略の定石と言っても過言ではない。

舞浜特別でコンビを組むのはタッカーシルバー。2勝クラスに上がってからは苦戦が続いていたが、ダート転向初戦の前走・西郷特別で4着に好走。砂2戦目で大きく前進のシーンがありそうだ。


<3>ディオ(阪神10R甲東特別・15時00分発走)

ディオ
ディオ

今年の阪神芝1600メートル戦に延べ10頭以上の産駒を出走させた種牡馬の中で、最も高い複勝率を誇るのが【2・6・4・14】で46・2%のリオンディーズ。同産駒の中から、甲東特別ではディオを軸に指名する。

2勝クラスで5戦して2着4回、3着1回と抜群の安定感。上がり33秒台を連発する瞬発力は、いかにも直線の長い阪神外回り向きだ。やや重の前走でもきっちりと複勝圏内を確保しており、渋った馬場も苦にしない。スムーズな競馬さえできれば、連軸としての信頼度はかなり高い。


【先週土曜の結果】

<1>オメガシンフォニー

中山10RアクアラインS 1着(1番人気)

<2>エアメテオラ

阪神10R赤穂特別 15着(1番人気)

<3>バウンシーステップ

中京9Rつわぶき賞 1着(2番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。