【中山11R・皐月賞】

◎(18)マイネルラウレア

○(11)シャザーン

▲(1)ソールオリエンス


皐月賞はハイセイコーが勝った1973年が重馬場で、それ以来50年間重馬場で開催されたことがありません。ただその間に不良馬場だったことが3回ありました。勝ち馬は1980年(ハワイアンイメージ)、1983年(ミスターシービー)、1989年(ドクタースパート)ですが、平成2年から33年間も道悪で行われなかったことになります。

やや重で行われたのは33回中8回で1991年(トウカイテイオー)、1995年(ジュニュイン)、2000年(エアシャカール)、2010年(ヴィクトワールピサ)、2012年(ゴールドシップ)、2018年(エポカドーロ)、2020年(コントレイル)、2021年(エフフォーリア)です。

昨年は土曜日が晴れの重馬場でしたが、日曜午後からは良馬場に回復しました。一昨年エフフォーリアが勝った時はインしか伸びない馬場でしたが、昨年は明らかな外差し馬場でペースは、前半5ハロン1分0秒2、上がり3ハロン34・9秒と皐月賞としては上がりが速いレースでも、内を通った馬は伸び切れませんでした。

昨年は1週間前まではインの先行馬が粘れる馬場でしたが、今年はもう既にインを開けて回るような状況だけに例年以上に内は荒れていると言えるでしょう。

加えて土曜日は一日中雨の予報となっていますので50年ぶりの重馬場、33年ぶりの道悪競馬の可能性さえ出て来ました。展開もグラニットが行けるところまで行くと大逃げを示唆している上に、内枠のグリューネグリーンも積極策をとることを断言していますので平均よりは速いペースで流れるでしょう。スローペースを先行して良績を残してきた馬が多く出走していますので、真の底力が問われるレースになることを信じて予想することにします。

▲ソールオリエンスは引退が決まったヴァンドギャルドの半弟。兄はディープインパクト産駒でしたが道悪はスワーヴリチャードが勝ったジャパンCの直前のウエルカムSを勝つなど2戦2勝の実績がありました。母の父モティヴェイターが効いているのだと思いますが、父が極悪馬場の天皇賞・秋を勝ったキタサンブラックなので兄以上の道悪巧者の可能性は高いと思います。ただ9頭立てのレースを2戦しているだけの馬が、最内枠に入ってしまったのは絶望的とも言えるので3番手の評価としました。3年前に1番枠から外に出して差し切ったコントレイルのような競馬が出来れば勝てるとは思いますが、そこまでの能力があるかどうかでしょう。

○シャザーンはエリザベス女王杯を勝ち、引退レースの有馬記念でもキタサンブラックの2着に入ったクイーンズリングの初子。母は56キロを背負って重馬場の京都牝馬Sを勝つなど道悪でも走った馬でした。ロードカナロア産駒はファストフォースが不良馬場の高松宮記念を勝つなど道悪は大丈夫ですし、実際未勝利勝ちは中京芝2000メートルの重馬場でした。前走すみれSはスタートでつまずいて最後方からの競馬。ただそれでも大外を回って最内を突いたショウナンバシットを上がり33・1秒の末脚で差し切ったのは、2億4000万円強で取引されただけのことはあります。

◎マイネルラウレアは顔のデカさといい毛色といい馬体の大きさまで父ゴールドシップによく似ている馬で、新馬戦も若駒Sもとても届かないと思われてからギリギリの逆転勝ちで強烈な印象を残しました。2戦ともスローの瞬発力勝負を最速の決め手で差し切ったもので、父の産駒らしい勝ち方ではなかったと思います。半兄マイネルウィルトスは不良馬場で大差勝ちをするなど道悪巧者で鳴らした馬。確かに順調さは欠きましたが、父も勝った皐月賞に間に合ったのは幸運だと言えるでしょう。馬場悪化なら大外枠は逆に有利とみて1着に固定して馬券は買いたいです。


馬連(18)-(11)(1)

3連複(1)(11)(18)

3連単(18)(11)(1)、(18)(1)(11)

計5点×3000円=1万5000円



【阪神11R・アンタレスS】

◎(12)プロミストウォリア

○(1)カフジオクタゴン

▲(15)パワーブローキング


阪神競馬場も土曜日はかなりの雨量が予想されていますので、日曜のダートコースはどんなに回復しても重馬場までだと思われます。断然人気になりそうな◎プロミストウォリアは4連勝中。初めて背負う59キロは不安材料ではありますが阪神ダートは3戦3勝。2番手からでも競馬は出来ますが逃げ先行型に近況好調な馬が少なく、すんなり逃げられれば人気に応えられるとみて1着固定にします。

○カフジオクタゴンは阪神ダート【2・2・0・0】。渋ったダートは8着、5着と良績はありませんが、前走マーチS0・3秒差5着があれば克服は可能だと思います。

▲パワーブローキングは前走3勝クラスの勝ち時計1分50秒2が、同じ不良馬場だった翌週マーチS1分51秒4より1・2秒も速く、ここは馬場も向きそうだけに相手強化でも狙い目はあるとみました。


馬連(12)-(1)(15)

3連複(1)(12)(15)

3連単(12)(1)(15)、(12)(15)(1)

計5点×1000円=5000円

2レーストータル2万円

(先週までマイナス12万6000円。回収率57・43%)