12日高知の高知優駿(1900メートル)に今年は南関東から3頭が遠征。1着賞金が昨年の1000万円から1600万円に増額され、好カードになった。10年前の12年は1着賞金27万円。この10年で約60倍。高知の好調ぶりがうかがえる。

大井からは東京プリンセス賞2着のコスモポポラリタ(牝3、宗形)が参戦。前走後、選定されれば高知に向かうと話していた宗形師は「追い切りの動きはすごくよかった。いい状態をキープできていると思います。あとは輸送をクリアしてくれれば」。北海道で重賞2勝。今回は地元の赤岡騎手を鞍上に迎え、大井移籍後の初タイトルを狙う。

浦和のアイウォール(牡3、水野)は主戦の森騎手で参戦。森騎手は「1枠はあまりよくないですね。高知は内が深いですから」とやや渋い表情。ただ、それも過去に騎乗経験があるから。16年以来の高知。どんな手綱さばきを見せるか。

川崎のフレッシュグリーン(牡3、加藤)も主戦の矢野騎手で参戦。森騎手と同じく16年以来の高知での騎乗となる矢野騎手は「展開待ちですが、最近はしまいがしっかりしている。前を見ながら、通るところと相手を間違わなければ」と一発を狙う。【牛山基康】