熊 川崎スパーキングスプリントはキモンルビー(牝5、船橋・川島正)が本命。

いまにし亭(以下い) 馬主の小林祥晃氏(75)は建築家、作家など多方面で活躍、JRAにもたくさん馬を所有している。南関では他にキモンの冠がつく馬はキモンツガル(牝2、船橋・新井清)、キモンリッキー(牡3、小林・堀)、キモンシャイン(牝4、浦和・工藤伸)などがいる。

熊 またの名をDrコパ。風水の研究でも知られるね。

い 冠の「キモン」は、古い中国の風水や陰陽道(おんみょうどう)にある言葉「鬼門(きもん)」で普通、よくない方角(北東)を言うけど、日本の風水では「運気が出入りする場所」という考えがある。小林氏はこっちの意味合いで「勝ち運を取り込む」という思いじゃないかな。

熊 キモンルビーは中央では未勝利だけど、地方に来てからの戦績はすごい。ここまで15勝(うち高知4勝)、21年2月10日のC2戦から今年1月の船橋記念(S3、1000メートル)まで南関11連勝。

い まさに「運気を得た」わけだな。前走で川崎を経験したのも大きい。同じ小林さん所有のコパノフィーリングと3連単(4)(3)2頭軸マルチで(6)(7)(1)(2)。【今西和弘】