スマイルウィ(牡8)が引退した。7月22日に登録を抹消。管理していた張田師は「ちょうどいいところだろう。あの(大きな)体で…」とねぎらった。出走時の最高体重は576キロ。巨体ながら抜群のスタートセンスでオーバルスプリントを含む重賞8勝を挙げた船橋の名マイラーだった。

「かしわ記念には縁がなかったな」と師。昨年まで3年連続で態勢が整わずに断念した地元の大一番。今年がラストチャンスという思いもあったようだが、出走はかなわなかった。一昨年が首差2着の惜敗だったさきたま杯の出走にもこぎ着けず、引退が決まった。

結果的に昨年12月24日のゴールドCがラストランとなった。「最後のレースはやっぱりいっぱいいっぱいだったんだろうな」と師。3連覇を期待していたが、勝負どころの反応が鈍く、4着に敗れた。7歳の暮れを迎えて限界が近づいていたということか。巨体ゆえの負担も想像に難くない。

Jpn1のタイトルには届かなかったが、師の話では種牡馬入りの予定。あのリラックスしたパドックでの様子とレースでのスタートセンスの良さは産駒にも受け継がれるのか。その登場を待ちたい。【牛山基康】