先週の川崎競馬場。2人の調教師が地元での最後の出走を終えた。これまで調教師の定年がなかった川崎にも一昨年から定年が導入され、岩本師、八木仁師は今月31日付での引退が決まっていた。2人そろって81歳。この年齢が定年かと思いきや、そうではない。75歳までだという。どういうことか。導入した時点で75歳を超えていた調教師は80歳までとしたという。経過措置が取られたわけだ。さらに馬房数を減らすことで1年は定年の延長が可能とのこと。その結果、81歳での引退になったという。
長らく定年が導入されていなかった川崎。岩本師の父は89歳まで、八木仁師の父は92歳まで、現役の調教師だった。だが、高齢の調教師が増えてしまうと、なかなか開業できない待機中の調教師も増えてしまう可能性がある。その状況を是正するために設けられたのが定年だ。調教師の定年は競馬場ごとに違い、大井の場合は72歳。南関東4競馬場では最も早い。それでもまだ開業できていない待機中の調教師がいるというのだから、定年を何歳にすればいいのかも難しいところか。まだ続けられそうな調教師が引退するのも寂しいものだが…。【牛山基康】



