26日の川崎競馬場。ちょうど雨が上がった午前7時過ぎに馬場に現れたのは、あさって30日に船橋で行われる日本テレビ盃(Jpn2、1800メートル)に向けた最終追い切りを行う川崎のベアバッキューン(牡4、鈴木義)。野畑騎手を背に単走でスピード感十分に駆け抜けた。反応を確かめるようにステッキを1発だけ入れた鞍上は「脚が速い。もうちょっとゆっくり入る予定だったんですけど、行き出しがガツンと行ってしまうので、時計が出ちゃいますね。動きも良かったです」と感触は上々だった。

前走の日刊スポーツ賞スパーキングサマーCを逃げて2馬身差で快勝すると、鈴木義師は距離を延ばすとして日本テレビ盃に照準を定めた。これまで前走など5度の1600メートルが最長だが「距離は自分の競馬をすればもつと思うし、もってほしい」と師。200メートルの延長にも対応を期待する。さらに「この結果次第で、金沢に行くか、大井のマイルグランプリに行くか、決めることになるかな」と先も見据えている。金沢とはJBC。2100メートルのクラシック、1400メートルのスプリント、どちらも選択肢に入れた3択を考えているという。前走後は「珍しく何もなく順調。だいぶ丈夫になってきた」。2度の骨折を乗り越えた大器の新たな挑戦。未知の距離での戦いぶりに注目だ。【牛山基康】