先月にお伝えした新プロジェクト「みんなのウマ」のロゴマークは、厩舎時代のものをアレンジしました。

もともとは調教師になった時に、芸術を仕事にしている弟の康宏が考えてくれて、角居の「角=ツノ」を馬につけてユニコーンになりました。今回は社会性と経済性を追求する「ゼブラ企業」という言葉から、シマウマ柄にしました。

「みんなのウマ」のロゴ(角居氏提供)
「みんなのウマ」のロゴ(角居氏提供)

これは偶然ですが、今の牧場で使っているアブ除けの馬服もシマウマ柄です。なぜか、この模様だとアブが寄ってこないんです。

今は夏休みなので、珠洲市の鉢ケ崎海岸での馬遊びがメインです。予約の方だけでなく、たまたま海水浴中に見かけて飛び込みで参加される方もいらっしゃいます。3頭とも人を乗せたまま海へ入ることができるので、夏にぴったりの遊びだと思います。

先日は地元の中学生3人の職業体験を受け入れ、馬の世話にチャレンジしてもらいました。馬房の掃除やシャワー、海岸のごみ拾いなどで汗をかいた後は、こちらも海で馬と遊びました。こうやって多くの人たちに馬の良さを実感してもらえたらありがたいです。

おそろいのシマウマ柄の馬服(角居氏提供)
おそろいのシマウマ柄の馬服(角居氏提供)

新しい引退馬の牧場は引き続き準備中で、預託してくださる馬を募集しています。さっそく来月から受け入れる馬もいます。こちらで預託馬をより好みするわけではないので、集まった馬たちの年齢や状態を見て、どんな利活用ができるかを考えていきます。

「みんなのウマ」は有料会員も募集していて、特典として牧場への入場だけでなく限定ツアーへの参加、オンライン配信などをご用意しています。会員でなくてもご興味のある方々には、現地でイベントを開催しますので、ぜひ足を運んでいただきたいです。来週末の27、28日には東京・銀座にある石川県のアンテナショップでトークショーに出席する予定もあります。まずはたくさんの方々に活動を知っていただければと思っています。