半兄にエフフォーリアを持つヴァンガーズハート(牡3、鹿戸)が1番人気に応え、3戦目で待望の初勝利を挙げた。鞍上は横山武史騎手(23)で勝ち時計は1分28秒7。
五分のスタートから道中は3番手を追走。直線入り口で前を捉えて抜け出しを図ると、追いすがるジャスティンエースを3/4馬身差しのいだ。
半兄が制した昨年の有馬記念前日に中山競馬場でデビュー。先頭でゴールを迎える寸前、ルージュエヴァイユに差されて鼻差の2着に敗れた。横山武騎手はゴール手前で数完歩追う動作を緩めたことで、騎手としての注意義務を怠ったとみなされ、2日間の騎乗停止処分を受けていた。
今年3月の2戦目も3着。のど鳴りを改善する手術を受け、今回が4カ月の休養明け初戦だった。
横山武騎手は「この場を借りて、この馬に携わる関係者の方々、この馬を応援してくださる方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。本来ならもっと早く勝てた馬です」と切り出し「前走からのど鳴りの傾向があって、今回も調教から精神的にナイーブであまり前向きさが出ていなかったので、少し不安ではありましたけど、今日は地力だけで勝ってくれました。暑い時期はあまり得意ではないかなと思うので、また休んでパワーアップしてくれると思います」と期待を込めた。
鹿戸師は「強い勝ち方でしたね。久々でのど鳴りの手術明けでも一生懸命頑張ってくれました。なかなかかみ合わないところがありましたけど、能力は持っているし、最後は自分から突き放してくれました。暑くなってきたので、ひと休みします」と振り返った。
1歳下の半弟は秋頃デビューの見込み。

