半兄に今年のダービー馬ドウデュースを持つ上場番号11番ダストアンドダイヤモンズの22(牡、父リアルスティール)は8600万円(税抜き)で半兄も所有する(株)キーファーズが落札した。

今回が第1回となる当セール当歳馬部門では上場された全38頭が落札され、同馬が最高落札額となった。

販売希望価格8000万円からスタート。ただ活発的に声は飛ばず、8600万円に落ち着いた。

(株)キーファーズの松島正昭代表は「みんな絶対に行くと思っていたのかな。2億4000万円、3億円あたりまでいくのかとも思っていました。びっくりです。(ドウデュースと同じく友道厩舎、武豊騎手の)このチームでやりますよ」と話した。

会場に駆けつけた武豊騎手は「もし乗せてもらえるのならうれしいね。またやめられへんわ」と笑い、友道師は「体はドウデュースに似ていないけれど、リアルスティールの特徴が出ている。きょうだいもみんな走っている。大きいところを狙えたらいいね」と期待を込めた。

半兄のドウデュースはデビューから3連勝で朝日杯FSを制覇。弥生賞2着、皐月賞3着をへて、ダービーでは豪快な末脚を披露し世代の頂点に立った。秋は凱旋門賞制覇を目指しフランスに遠征。ニエル賞4着、凱旋門賞は19着だった。

父リアルスティールは今年初年度産駒がデビューし、JRAでは8勝(23日現在)をマークしている。