川田騎手騎乗の6番人気ハーパー(友道)が差し切った。未勝利戦からの連勝で重賞初制覇を決めた。勝ちタイムは1分33秒1で、昨年末のG1阪神JFの勝ち馬リバティアイランドと同タイム。

道中は中団馬群で脚をためた。直線で進路を見つけると、鞍上のゲキに応え抜け出しを図る。最後は外から伸びるモリアーナ、内から迫るドゥアイズとの競り合いを制した。

川田騎手は「前半からずっといい形にはならず、苦しい形で進んでいく道中だったので、ちょっと馬にはストレスの大きいレースになったなと思います。素質は高いですし、ただまだ体が幼く精神的にも幼く最後もしっかりと何とか動かし切って動いてもらっているという現状なので、これからもっとよくなってきてくれる馬だと思います。まずはこの千六を勝つことができましたし、桜花賞に無事に向かっていけると思いますので、その中で体の成長と精神の成長が伴えば、もうひとついい走りができると思います」とたたえた。同騎手は先週のきさらぎ賞に続いての重賞制覇。「本当にいい馬に乗せていただいていますので、こうやって結果を出すことができて何よりです」と振り返った。

新馬戦は2000メートルで2着。マイルに距離を短縮した前走で初勝利を挙げ、連勝で牝馬のクラシック候補に名乗りを上げた。

2着は首差で2番人気ドゥアイズ、3着は3番人気モリアーナ。

馬連(7)(9)1840円、馬単(9)(7)4330円、3連複(3)(7)(9)3300円、3連単(9)(7)(3)2万710円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者発表のものと照合してください)