2番人気スルーセブンシーズ(牝5、尾関)が重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分46秒5。ルメール騎手(43)は先週のオーシャンS(ヴェントヴォーチェ)に続く、今年初の2週連続重賞Vとなった。

1頭だけ手応えが違った。ほぼ馬なりでスルーセブンシーズが馬群の外を回ってきた。21年ミモザ賞以来、約2年ぶりのコンビとなったルメール騎手も驚くほど。「結構、楽勝でした。ゴールでもまだパワーがあった。残り800メートルで自分から加速して、すごかったね」。中団後方から、スッとひとまくり。2着馬ストーリアに抵抗すらさせず、押し切った。

鞍上は思い出深い中山での2週連続重賞制覇だ。05年有馬記念を、9日に天へと旅立ったハーツクライと勝った。それが日本でのG1初制覇。「原点」とも語る馬の後押しも感じていた。「競馬場でも牧場でもチャンピオンでした。セラヴィ(仏語で仕方ない)、ですね」。手向けの勝利を届けた。

デビュー戦以来となった1800メートルでの勝利。今後の起用の幅が広がった。尾関師は「芯が入ってきましたね。クラブの馬なので、あと1年。可能性は広げていけるかな」と見通しを語った。マイルを含め、次走選択が楽しみになる勝ちっぷりだった。【松田直樹】

◇スルーセブンシーズ ▽父 ドリームジャーニー▽母 マイティースルー(クロフネ)▽牝5▽馬主 (有)キャロットファーム▽調教師 尾関知人(美浦)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 11戦4勝▽総収得賞金 1億264万8000円▽馬名の由来 7つの海を越えて。父名、姉名より連想