不良馬場の内から押忍! 5番人気のカラテ(牡7、辻野)が重賞3勝目を飾った。好位の内から力強く伸び、逃げ粘る2着馬を4分の3馬身とらえた。勝ち時計は2分3秒8。
菅原明良騎手(22=高木)はフローラSに続く今年のJRA重賞3勝目。辻野泰之調教師(41)はダイヤモンドS(ミクソロジー)以来、今年のJRA重賞2勝目となった。
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内から押忍! カラテと菅原明騎手のコンビが気合と信頼で勝利をつかみ取った。鞍上は泥だらけの顔から白い歯を見せて喜び「こういう馬場は得意ですし、変に考えすぎずに乗りました。しっかりと結果を出せてうれしいです」と満足げに振り返った。
信頼のなせる“技あり”勝利だった。好スタートから好位のインに待機。焦らず騒がず脚をためた。「手応え良く運べましたし、直線は伸びる自信がありました」。自身の重賞初制覇(21年東京新聞杯)をプレゼントしてくれた愛馬を信じて追い出した直線。馬場が悪い内を通りながら、逃げ粘る2着馬とのたたき合いを制した。
馬は昨秋、天皇賞6着、ジャパンC8着とG1を転戦。円熟の7歳春を迎え、まだ進化を続けている。「フレッシュですし、元気だなと感じます。まだまだやれます」と鞍上は太鼓判。辻野師も「昨秋に強い相手と戦って、この馬自身も強くなった。59キロだったけど、力でねじ伏せてくれた」と目を細めた。
次走は未定だが、今度こそのG1制覇に期待がかかる。「このあたりの距離でパフォーマンスがいいですからね」(同師)。中距離G1を“押忍する”日は近い。【藤本真育】
◆カラテ ▽父 トゥザグローリー▽母 レディーノパンチ(フレンチデピュティ)▽牡7▽馬主 小田切光▽調教師 辻野泰之(栗東)▽生産者 中地康弘(北海道新冠町)▽戦績 35戦8勝▽総収得賞金 2億5832万8000円▽主な勝ち鞍 21年東京新聞杯(G3)、22年新潟記念(G3)▽馬名の由来 空手

