マッドクール(牡4、池添)は鼻差で金星を取りこぼした。

道中は好位に位置し、内を狙って伸びてきた。わずかに鼻面が出た瞬間もあったが、最後にママコチャとの首の上げ下げに屈した。前走CBC賞はハンデ58・5キロなどもあって初めて馬券圏外となる9着に敗れたが、G1の大舞台で改めて力を示した格好だ。

坂井騎手は「着差が着差だけに悔しいの一言です。スタートを決めて、勝つならこれというレース。馬はここでもやれる力を見せてくれました」と相棒の健闘をたたえていた。

◆ベストターンドアウト賞 最もよくしつけられ、最も美しく手入れされた馬を担当する厩舎スタッフの努力をたたえる同賞はマッドクールの名倉脩平助手が受賞した。「光栄です。普段から担当馬1頭1頭に向かい、ベストを尽くせるよう努力してきたことが評価されたものと思います。これも厩舎の方針とスタッフ全員の協力のおかげです」。