極ウマ記者の24年は、それぞれどんな1年だったのか? 予想が好調だった人もいれば、不調続きだった人もいるだろう。まさに、悲喜こもごも。日刊スポーツの競馬担当記者が、今年1年を振り返ります。
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【桑原幹久記者】
競馬記者3年目の今年は、これまでになく出会いに満ちた1年でした。ドバイへの海外初出張が決まり「テソーロ軍団」了徳寺健二オーナーにインタビュー。ダービー前には、勢い止まらぬ藤田晋オーナーにもインタビューをしました。29日の東京大賞典でもしのぎを削った両オーナーに通ずるのは、競馬への熱量の高さ。「好きこそ物の上手なれ」とは、おふたりにぴったりの言葉かもしれません。
と、前置きした上で、自分も取材、予想に熱を込めたつもりでしたが…。個人的には大いに不満の残る1年でした。JRAの平地、障害を含むG1は23戦6勝(馬連的中のみ)。ジャパンC◎ドゥレッツァ、チャンピオンズC◎ウィルソンテソーロ、阪神JFグリ◎アルマヴェローチェで3連勝し“ふてほど記者”(不的中にはほど遠い)の名をいただきましたが、朝日杯FSから3連敗と尻すぼみ。バットを長く、もしくは短く持つかの判断が極めて雑でした。
印の付け方から「穴党」のイメージを抱く読者の方が多いかもしれません。ただ決してはそうではなくて「勝負に絶対はない」というモットーを胸に、最後の△1個まで丁寧に、魂を込めて印を打っています。今年1面、最終面に登場し的中した中山記念◎マテンロウスカイ、前出の阪神JFはいずれも馬連万馬券。どちらも3着抜けは痛恨の極みですが、◎は時間をかけて「勝つ馬」を選んだ結果。反省を胸に刻みつつ、貴重な成功例として今後に生かしたいです。
たいていこの手の原稿はネガティブな締めになるので、ひとひねりを考えました…が、うまく思い浮かばず。ポジティブなことを言えば、個人的には9月に初子(牡)が生まれました。来年で入社11年目。公私ともにいっそう充実した日々を過ごしたいと、これまでになく強く思っています。予習、実践、復習のルーティンを怠らず、紙面、ネットの両方で日刊スポーツを楽しんでくださる読者の皆さまのため、身を粉にして結果を出します。今年も1年間、ご愛読ありがとうございました。2025年もよろしくお願いいたします。よいお年を!
◆桑原幹久(くわばら・みきひさ)1992年(平4)5月17日生まれ、東京都江戸川区出身。小学2年から都立城東高3年まで野球部。明大卒。15年日刊スポーツ新聞社入社。整理部、野球部を経て21年11月から中央競馬担当。好きな馬はスズカフェニックス、ウオッカ、オルフェーヴル、デュランダル。思い出のレースは07年高松宮記念。スズカフェニックスの走りに心を奪われ、競馬にのめり込んだ。趣味はサウナ。ぬるめの水風呂が好き。

