英オークス2着馬ワール(牝3、A・オブライエン)が昨年の英チャンピオンズ・フィリー&メアズS覇者カルパナ(牝4、A・ボールディング)との激しい競り合いを制し、G1初制覇を果たした。鞍上はライアン・ムーアで勝ちタイムは2分4秒95。

ムーア騎手を背にハナへ立ったワールとそれをマークするコリン・キーン騎手のカルパナが残り1000メートルからほぼマッチレースの態勢。一度は外のカルパナが先頭に立ったが、3歳牝馬で負担重量が5・5キロ軽いワール(57キロ)が内から差し返し、1馬身4分の1差をつけて制した。2着から1馬身4分の3差3着には昨年の仏オークス2着、凱旋門賞7着のシュルヴィーが入った。

冬の時点で大手ブックメーカー各社が凱旋門賞の単勝前売りオッズで1番人気にしていたディープインパクト系スタディオブマン産駒のカルパナはタタソールズゴールドC(3着)に続く敗戦となったが、中身の濃い2着。同じオーナーで凱旋門賞馬に輝いた昨年のブルーストッキングはプリティーポリーSを勝って、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSに参戦(2着)しているだけに、今後の動向に注目が集まる。

勝ったワールはレース後、凱旋門賞へ向けた前売りオッズが急上昇し、スカイベット社はソジー、英ダービー馬ランボーンと並ぶ1番人気タイ(単勝11倍)になっている。レーシングポスト電子版によると、エイダン・オブライエン調教師とライアン・ムーア騎手はコンビで通算150回目のG1制覇という大記録達成となった。ワールはグッドウッド競馬場のG1、ナッソーS(芝1980メートル、7月31日)が次走候補。また、英オークスを勝っている同じ厩舎のミニーホークは愛オークス(G1、芝2400メートル、7月19日=カラ)に出走することが発表されている。