夏のダート王座を懸けて、中央と地方の強豪馬が激突する帝王賞(Jpn1、ダート2000メートル)は明日2日、大井競馬場で行われる。

22、23年連覇の(9)メイショウハリオ(牡8、岡田)が、史上初の3勝目へ闘志を燃やす。前走の平安Sは出遅れて、直線でも進路が狭くなる不利があった。2走前の川崎記念を制しており、8歳でも衰え知らず。古豪が得意レースで巻き返す。

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古豪を侮るなかれ-。22、23年に史上初の帝王賞連覇を成し遂げたメイショウハリオが、万全を期して大井に戻ってくる。

夏の砂王決定戦へ、6月は充実の稽古をこなした。11日はCウッドで6ハロン83秒1-11秒5。19日は浜中騎手が騎乗して同82秒6-11秒3。25日は同80秒8-11秒5。そして、29日の最終追いは坂路で4ハロン54秒6-12秒2を馬なりでマークした。浜中騎手は「体の痛いところもなくなった。昨年は状態が微妙だったけど、今年は状態が違うと思う」。大林助手も「フェブラリーSは休み明け感が強かったですが、川崎記念、平安S、今回と高いレベルで状態は安定しています」と評価した。

昨年は順調さを欠いた1年だった。2月のサウジCは歩様の違和感で出走を取り消し。その4カ月後の帝王賞は9着と振るわなかった。秋の日本テレビ盃は3着、JBCクラシックは2着と好走したものの、予定していた12月チャンピオンズCは筋肉痛で回避した。

今年初戦のフェブラリーSは11番人気から6着。そして、4月川崎記念では直線で力強く抜け出し、Jpn1・4勝目で改めて力を見せた。前走の平安Sは発馬で出遅れ。何とかリカバリーして直線で追い上げるも、ゴール前で進路がふさがり手綱を引く場面があった。スムーズならもっとやれていたはずだ。

史上初の帝王賞3勝目へ。2年前に連覇を遂げた後、入れ替えが行われた大井の砂質がひとつのポイントになる。「大井の砂が変わってから結果は出ていませんが、何とかクリアしてくれたら」と大林助手。ただ、8歳になっても、衰える気配がない点は頼もしい限り。「精神面は大人になって、スイッチのオンオフが競馬でできるようになりました」。暑さにもうまく対応し、本番へ態勢を整えている。

連覇の次は、3度目の栄冠を。帝王賞の歴史に、また新たな偉業を刻み込む。

◆帝王賞最多勝馬 チヤンピオンスター(88、91年)、フリオーソ(08、10年)、ホッコータルマエ(13、15年)、メイショウハリオ(22、23年)の4頭が2勝で最多勝タイ。今年、メイショウハリオが勝てば史上初の3勝目となる。