米国競馬の大一番、ブリーダーズカップ(以下BC)がカリフォルニア州のデルマー競馬場で開催される(現地時間10月31日、11月1日)。BCターフスプリント(G1、芝1000メートル、日本時間の2日朝)には海外初遠征となるインビンシブルパパ(牡4、伊藤大)が挑む。ウェブ連載「無敵パパのBC奮闘記」第2回は、現地に到着した伊藤大士調教師(52)が現在の様子、枠順についてリポートする。

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インビンシブルパパを管理する伊藤大士です。デルマー競馬場に到着しました。天気は快晴で気温は21度くらい。やっぱり歴史ある競馬場ということもあって、雰囲気はすごくいいですね。今、この地にいられることは普通のことではないですし、貴重な体験をさせてもらっているなと感じます。

パパも笑ってしまうくらいこちらになじんでいて、美浦にいる時と全く変わりないですね。BCクラシックに出走するフォーエバーヤングとすごく仲良しみたいで、今回の遠征では矢作厩舎のスタッフだけでなく、ヤングも助けられていますね。追い切りは明日行う予定です。

こちらの27日夕方に枠順抽選会がありました。パパは12頭立ての大外12番枠。佐々木騎手はできれば内枠が欲しかったみたいです(笑い)。僕やスタッフも7から10番くらいがいいなと思っていましたが、中京競馬場での前走CBC賞は大外17番枠から逃げ切りましたし、変に包まれるよりはいいと思います。3コーナーの入りもデルマーは中京より距離がありますし、かぶされなければ3、4番手でも競馬ができるので、僕は嫌じゃないですね。自分の競馬に徹して、いい結果が得られれば最高です。(つづく)

◆伊藤大士(いとう・だいし)1972年(昭47)11月29日、愛知県生まれ。森安厩舎で厩務員、上原博厩舎で調教助手を務め、09年に調教師試験に合格。同年厩舎を開業。JRA重賞は20年ダイヤモンドS(ミライヘノツバサ)で初制覇し、23年ニュージーランドT(エエヤン)、25年CBC賞(インビンシブルパパ)で通算3勝。趣味は野球観戦で東京ヤクルトスワローズの大ファン。